ニュース記事など、直ぐに消えてしまうので覚書。
「PFAS」(ぴーふぁす)は有機フッ素化合物の総称。約4700種類ある。
水や油をはじく、熱、薬品に強い、光を吸収しないなど特性がある。
撥水剤、表面処理剤、乳化剤、コーテイング剤などに使用。
自然界ではほぼ分解されないためフォーエバーケミカルと呼ばれる。
特に有害性が指摘されている「PFOS(ぴーふぉす)」「PFOA(ぴーふぉあ)」。
国内では製造、輸入が原則禁止。
環境省が2021年度に行った調査では、31都道府県81地点で目標値を上回る濃度が検出。
多摩地域では西から東に水が流れる。横田基地より東にある地域での汚染がみられる。
汚染の原因として考えられるのは、基地での長年多量の消火剤の使用により地下に浸み込んだためとか工業地域のためとか。
2021年5月現在で地下水使用を停止している市は立川市、小平市、西東京市、国立市、国分寺市、府中市、調布市。
【「有害性指摘の「PFAS」井戸水や基地周辺など全国で検出相次ぐ 東京・多摩地域では取水禁止に…住民の血液検査で国調査の3倍余り検出【news23】TBS NEWS DIG
2023/2/2 TBS NEWS DIGより】
有害性指摘の「PFAS」井戸水や基地周辺など全国で検出相次ぐ 東京・多摩地域では取水停止に…住民の血液検査で国調査の3倍余り検出【news23】TBS NEWS DIG - YouTube
なぜ、「目標値」かという書き方をしているか、そちらもオトナの事情があるようだ。
「日本は健康影響に関する基準は示していない」のだ。
「水道水」におけるPFASの暫定基準値として1リットル当たり50ナノグラム以下とはしてるがどのくらい危険かあるか、安全なのかなど不明。
ドイツには「血液」1ミリリットル当たりPFASの一種、PFOSが20ナノグラム、PFOAが10ナノグラムを超えると影響が出る恐れがあるとされる血中濃度の基準値がある。
PFOSやPFOAなど多数あり、総称はPFAS(ピーファス)。水や油をはじく性質があり、泡消火剤や塗料、フライパンのコーティングなどに幅広く使われてきた。環境中でほとんど分解されず、人や動物の体内に蓄積されやすい。がんや心疾患による死亡リスク上昇との関連や、出生体重が減少する恐れが指摘され、近年、国際的に使用の禁止や規制が進む。日本の水道水などの暫定目標値はPFOSとPFOAの合計が1リットル当たり50ナノグラム。
【日米地位協定で「調査できない」多摩地域でPFAS汚染が確認されているのに鈍い東京都の反応 健康基準も定まらず 2023/1/3 東京新聞ニュースより】
日米地位協定で「調査できない」 多摩地域でPFAS汚染が確認されているのに鈍い東京都の対応 健康基準も定まらず:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
環境省のページからPDFを確認したら、多摩地域は国分寺市、小金井市、八王子市、瑞穂町の地下水を調査。その市内のどこの場所での水の調査までは記載が無かった。
(※私有地の地下水や湧水を測定している場合があるためと記載あり)
以下、水1リットルあたりのPFOS+PFOAの合計(単位はナノグラム)
千葉市 霞川 120
東京都大田区 地下水 64
東京都小金井市 地下水 69
東京都国分寺市 地下水 150
神奈川県綾瀬市 地下水 1300
愛知県豊山町 地下水 91
ざっと拾ってはみたが日本一PFAS汚染されているのは大阪市の地下水。
しかし大阪市の水道水は琵琶湖→淀川なので地下水さえ飲まなければ安心か。
大阪市水道局:大阪市の水道水源 (安心・安全な水をお届けするために>安全で良質な水をつくる) (osaka.lg.jp)
なぜ今頃騒がれているのか考えた。
例のアレでの死亡者が顕著になってきたためのスピンなのでは。
いつの間にか「2人に1人ががんで死亡」と騒がれるようになったのと同じぐらい胡散臭い。
立川から福生(ふっさ)あたり、横田基地に近い方の数値はどうなのかが知りたいところ。きっと調査しているはず。出せないくらいヤバいのか。
令和元年度には立川市の地下水は2か所調査されており、そのうちの1か所が337.2ナノグラムとのこと。正確な場所が知りたいところ。
調査結果一覧rev.19(枠線修正)pdf用 (env.go.jp)
環境省+フッ素で検索
基地の家族やオリンピック選手などは日本のものを飲み食いしないとか、輸出されている食品に警告が掲示されてるのも知ってる人だけが知ってるということなのか。
水道水にフッ素が入っている国を懸念し、日本は大丈夫と考えていたが実はフッ素添加出来ないくらい汚染されているだけだったりして。